14.3.3.7 引数の解析

OptionParser を作成してオプションを追加していく上で大事なポイントは、 parse_args() メソッドの呼び出しです。

(options, args) = parser.parse_args(args=None, options=None)

ここで入力パラメータは

args
処理する引数のリスト (デフォルト: sys.argv[1:])
options
オプション引数を格納するオブジェクト (デフォルト: 新しい optparse.Values のインスタンス)

であり、戻り値は

options
options に渡されたものと同じオブジェクト、または optparse によって生成された optparse.Values インスタンス
args
全てのオプションの処理が終わった後で残った位置引数
です。

一番普通の使い方は一切キーワード引数を使わないというものです。 options を指定した場合、それは繰り返される setattr() の呼び出し (大雑把に言うと保存される各オプション引数につき一回ずつ) で更新されていき、parse_args() で返されます。

parse_args() が引数リストでエラーに遭遇した場合、 OptionParser の error() メソッドを適切なエンドユーザ向けの エラーメッセージとともに呼び出します。この呼び出しにより、最終的に終了ステータス 2 (伝統的な Unix におけるコマンドラインエラーの終了ステータス) でプロセスを終了させることになります。

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