14.3.3.6 標準のオプション型

optparse には、string (文字列)、int (整数)、 long (長整数)、 choice (選択肢)、 float (浮動小数点数) および complex (複素数) の 6 種類のオプション型があります。 新たなオプションの型を追加したければ、14.3.5 節、 「optparse の拡張」を参照してください。

文字列オプションの引数はチェックや変換を一切受けません: コマンドライン上のテキストは 保存先にそのまま保存されます (またはコールバックに渡されます)。

整数引数 (int 型や long 型) は次のように読み取られます。

変換は適切な底(2, 8, 10, 16 のどれか)とともに int() または long() を呼び出すことで行なわれます。 この変換が失敗した場合 optparse の処理も失敗に終わりますが、 より役に立つエラーメッセージを出力します。

float および complex のオプション引数は直接 float()complex() で変換されます。 エラーは同様の扱いです。

choice オプションは string オプションのサブタイプです。 choice オプションの属性 (文字列からなるシーケンス) には、利用できる オプション引数のセットを指定します。optparse.check_choice() はユーザの指定したオプション引数とマスタリストを比較して、無効な文字列が 指定された場合にはOptionValueError を送出します。

ご意見やご指摘をお寄せになりたい方は、 このドキュメントについて... をご覧ください。