4.8.1.4 StreamWriter オブジェクト

StreamWriter クラスは Codec のサブクラスで、以下のメソッ ドを定義しています。全てのストリームライタは、Python の codec レジス トリとの互換性を保つために、これらのメソッドを定義する必要があります。

クラス StreamWriter( stream[, errors])
StreamWriter インスタンスのコンストラクタです。

全てのストリームライタはコンストラクタとしてこのインタフェースを提供 せねばなりません。キーワード引数を追加しても構いませんが、 Python の codec レジストリはここで定義されている引数だけを使います。

stream は、(バイナリで) 書き込み可能なファイル類似のオブジェクト でなくてはなりません。

StreamWriter は、errors キーワード引数を受けて、異なった エラー処理の仕組みを実装しても構いません。定義済みのパラメタを以下に 示します。

errors 引数は、同名の属性に代入されます。この属性を変更すると、 StreamWriter オブジェクトが生きている間に、異なるエラー処理に 変更できます。

errors 引数が取りえる値の種類はregister_error() で 拡張できます。

write( object)
object の内容をエンコードしてストリームに書き出します。

writelines( list)
文字列からなるリストを連結して、(必要に応じて write() を 何度も使って) ストリームに書き出します。

reset( )
状態保持に使われていた codec のバッファを強制的に出力してリセット します。

このメソッドが呼び出された場合、出力先データをきれいな状態にし、 わざわざストリーム全体を再スキャンして状態を元に戻さなくても 新しくデータを追加できるようにせねばなりません。

ここまでで挙げたメソッドの他にも、StreamWriter では背後にある ストリームの他の全てのメソッドや属性を継承せねばなりません。

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