25.10.2 プログラミングインターフェース

クラス Trace( [count=1[, trace=1[, countfuncs=0[, countcallers=0[, ignoremods=()[, ignoredirs=()[, infile=None[, outfile=None]]]]]]]])
文(statement)や式(expression)の実行をトレースするオブジェクトを作成します。 全てのパラメタがオプションです。count は行数を数えます。 trace は行実行のトレースを行います。countfuncs は実行中に 呼ばれた関数を列挙します。countcallers は呼び出しの関連の追跡を 行います。ignoremods は無視するモジュールやパッケージのリストです。 ignoredirs は無視するパッケージやモジュールを含むディレクトリのリストです。 infile は保存された集計(count)情報を読むファイルです。outfile は 更新された集計(count)情報を書き出すファイルです。

run( cmd)
cmd を、Trace オブジェクトのコントロール下で 現在のトレースパラメタのもとに実行します。

runctx( cmd[, globals=None[, locals=None]])
cmd を、Trace オブジェクトのコントロール下で 現在のトレースパラメタのもと、定義されたグローバルおよびローカル環境で 実行します。定義しない場合、globalslocals はデフォルトで 空の辞書となります。

runfunc( func, *args, **kwds)
与えられた引数の func を、Trace オブジェクトのコントロール下で 現在のトレースパラメタのもとに呼び出します。

これはこのモジュールの使い方を示す簡単な例です:

import sys
import trace

# Trace オブジェクトを、無視するもの、トレースや行カウントのいずれか
# または両方を行うか否かを指定して作成します。
tracer = trace.Trace(
    ignoredirs=[sys.prefix, sys.exec_prefix],
    trace=0,
    count=1)

# 与えられたトレーサを使って、コマンドを実行します。
tracer.run('main()')

# 出力先を /tmp としてレポートを作成します。
r = tracer.results()
r.write_results(show_missing=True, coverdir="/tmp")

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