25.10.1 コマンドラインからの利用

trace モジュールはコマンドラインから起動することができます。これは次のように単純です。

python -m trace --count somefile.py ...

これで、somefile.py の実行中に import された Python モジュールの注釈付きリストが生成されます。

以下のコマンドライン引数がサポートされています:

--trace, -t
実行されるままに行を表示します。

--count, -c
プログラム完了時に、それぞれのステートメントが何回実行されたかを示す 注釈付きリストのファイルを生成します。

--report, -r
--count--file 引数を使った、過去の プログラム実行結果から注釈付きリストのファイルを生成します。

--no-report, -R
注釈付きリストを生成しません。これは --count を何度か走らせてから 最後に単一の注釈付きリストを生成するような場合に便利です。

--listfuncs, -l
プログラム実行の際に実行された関数を列挙します。

--trackcalls, -T
プログラム実行によって明らかになった呼び出しの関連を生成します。

--file, -f
カウント(count) を含む(べき)ファイルに名前をつけます。

--coverdir, -C
中に注釈付きリストのファイルを保存するディレクトリを指定します。

--missing, -m
注釈付きリストの生成時に、実行されなかった行に `»»»' の印を付けます。

--summary, -s
--count または --report の利用時に、 処理されたファイルそれぞれの簡潔なサマリを標準出力(stdout)に書き出します。

--ignore-module
指定されたモジュールとそのサブモジュールを(パッケージだった場合に)無視します。 複数回指定できます。

--ignore-dir
指定されたディレクトリとサブディレクトリ中のモジュールとパッケージを 全て無視します。複数回指定できます。

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