このモジュールでは、オペレーティングシステム依存の機能を利用する方法 として、posix や nt といったオペレーティング システム依存の組み込みモジュールを import するよりも可搬性の高い 手段を提供しています。
このモジュールは、mac や posix のような、
オペレーティングシステム依存の組み込みモジュールから関数やデータを
検索して、見つかったものを取り出し (export) ます。Python における
組み込みのオペレーティングシステム依存モジュールは、同じ機能を
利用することができる限り、同じインタフェースを使います; たとえば、
os.stat(path)
は path についての stat 情報を
(たまたま POSIX インタフェースに起源する) 同じ書式で返します。
特定のオペレーティングシステム固有の拡張も os を介して 利用することができますが、これらの利用はもちろん、可搬性を脅かします!
最初の os の import 以後、os を介した関数の 利用は、オペレーティングシステム依存組み込みモジュールにおける関数の 直接利用に比べてパフォーマンス上のペナルティは 全くありません。 従って、osを利用しない理由は 存在しません !
os モジュールには多くの関数とデータ値が入っています。 以下の項目と、その後に続くサブセクションは os モジュールから 直接利用できます。
例外がクラスの場合、この例外は二つの属性、errno と strerror を持ちます。前者の属性は C の errno 変数 の値、後者は strerror() による対応するエラーメッセージ の値を持ちます。(chdir() や unlink() のような) ファイルシステム上のパスを含む例外に対しては、この例外インスタンス は 3 つめの属性、filename を持ち、関数に渡されたファイル名 となります。
'posix'
, 'nt'
、
'dos'
、 'mac'
、 'os2'
、 'ce'
、
'java'
、 'riscos'
。
os.path.split(file)
は posixpath.split(file)
と等価でありながらより汎用性があります。このモジュール自体が
import 可能なモジュールでもあるので注意してください。:
os.path として直接 import してもかまいません。